Googleの発表したWatch Face APIって何?

この度、GoogleがAndroid Wear用のカスタムウォッチフェイスを正式発表しました。なんか、横文字がずらずらと並んでしまいましたが、簡潔にいうとAndroid Wearで誰かが作った時計の文字盤をダウンロード・インストールし、自分の端末でも使えるようなシステムができたということです。

Android Wearのウォッチフェイス
http://octoba.net/archives/20141211-android-news-watchfaceapi.html

そもそもWatch Face APIって何?

米国時間の12月10日にGoogleはスマートウォッチ向けの最新バージョンであるAndroid Wear 5.0とその時計の文字盤を開発するためのWatch Face APIを発表しました。

では、Watch Face APIとは何なのでしょう?Watch Face APIとはオリジナルのAndroid wear用の時計の文字盤をデザインするために必要な開発環境のようなもので、それを使って作った文字盤のデザインはGoogle Playを通じて配布が可能です。

Watch Face APIを使って作られたオリジナルの文字盤はお手持ちのAndroid Wearデバイスを最新のAndroid Wear 5.0にアップデートしてからお使いになられます。アップデートは来週中には行われるとのことです。

googleの様々なウォッチフェイス
http://japanese.engadget.com/2014/12/10/android-wear-5-0-lollipop-api/

どんなデザインの文字盤があるの?

今回このWatch Face APIの発表とともにPlay Storeには様々なデザインの文字盤が並べられました。

パックマンが時計の周りをくるくる回る時計や、映画「怪盗グルーの月泥棒3D」のキャラクターで、ファレル・ウィリアムズの「happy」のPVにも登場したオーバーオールの黄色いキャラクターの時計などキャラもののかわいいデザインから、「この文字盤はMoto 360のためだけに作られました」なんて謳ってる高級感あふれるスタイリッシュなものまで様々なものが並んでいます。今後もいろんなキャラクターの時計が出てくることでしょうが、もうAppleがすでにミッキーのデザインの時計をApple Watchの紹介ビデオで登場させているので、ディズニーのキャラクターがAndroid Wearに登場することはないかと思われます・・・

時計の文字盤一覧はこちら

パックマンのウォッチフェイス
http://japanese.engadget.com/2014/12/10/android-wear-5-0-lollipop-api/

Watch Face APIが発表された理由

どうやら、Watch Face APIが発表されたのには単純にユーザーにオリジナルのカスタマイズ文字盤を作成しやすくするためのツールを提供する以外にもあるようです。

実は、すでにPlay StoreにはWatch Face APIが発表される以前から時計の文字盤のデザインが多数ダウンロードできるようになっていました。しかし、それらの多くが著作権を無視して作られた海賊版のデザインでした。Googleはそういった状態を打開するために今後Watch Face APIを使用しないで作成されたデザインをPlay Storeから削除することを宣言しています。

あまり詳しいことは私も理解していないのでわかりませんが、Watch Face APIを使用した場合著作権を無視した作品を作ることはできないということなのでしょうか。

Golden Beauty Watch Face
https://play.google.com/store/apps/details?id=gold.watch.face

まだまだ街中で端末を持っている人を見かける機会の少ないAndroid Wearですが、こうやって徐々にアップデートされていってアプリやデザインの開発者が増えることによって今後ユーザーが増えていくのでしょうか。

今後もAndroid Wearの動向から目が離せません。